TOWERS Diskロード for キャンピング

TOWERS, TOWERS BIKE, タワーズ, ハンドメイドバイシクル
17' TOWERS新モデル

早くキャンプライドに行きたいな〜♪

こんにちはー、TOWERSダーチーです^^

 

あっという間にGWも終わってしまい、すでにお仕事モード全開ですね!

 

早く夏(お盆)休みこないかな〜。。なんてことを考える習慣は小学生の頃から変わらない気がします(汗)

 

今年もたくさんツーリングに、グラベルライドに、そしてキャンプライドにとでかけましょう!

 

さてさて、ブログ更新も少し間が空いてしまいましたが、今年完成したニューモデルをここでご紹介したいと思います。

 

コードネームはWS

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Wセグメンテッドフレーム

TOWERSでは、このバイクを "WSフレーム"と呼んでいます。

 

まぁ、コードネームみたいなものですね。何台か同時に製作しているので、管理するためにWSフレームとつけました。ここではそのままWSフレームと呼んで行きたいと思います。

 

では、なぜWSフレームと付けたかというと、その前に「(ファイブ)セグメンテッドフォーク 5 segmented fork」って聞いたことありますか?

 

このファイブセグメンテッドフォークとは、コラム + 肩 x 左右 + 鞘(以下ブレードと呼びます) x 左右の5ピースの材料で構成されているため、ファイブセグメンテッドフォークだとか、ただセグメンテッドフォークと呼ばれていたりします。(以下セグメンテッドフォークと呼びます)

 

今回、このフレームに使うフロントフォークにセグメンテッドフォークを採用したのですが、それにあたりフォークと機能的にも似た部分であるシートステイも、このセグメンテッドフォークの製法を採用したため、両方=WのセグメンテッドということでW(ダブル)S(セグメンテッド)フレームと名付けました。

 

WSは、単純に "だぶるえす" と呼んでいただければと思います^^ 

 

セグメンテッドフォークの採用理由

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TOWERSオリジナルセグメンテッドフォーク

「セグメンテッドフォークなんて別に珍しくないじゃーん」

 

まあ、そうですよね^^A 設計・製作者のダーチー自身もそう思います。

 

別に珍しいとか、他にはないとか、奇をてらいたくてセグメンテッドフォークにした訳でも、セグメンテッドモノシートステイにした訳でもないのです。

 

このバイクのコンセプトは、「GO to キャンプライド』なので、天候、路面状況に左右されず目的地にたどり着けるタフさを備えるべくDiskブレーキを採用しました。

 

話は変わりますが、ここ最近、既存のクロモリフレームに Disk台座をつけて欲しいという依頼が増えています。特に700cのロードバイク準拠フレームに何も考えずに取り付けると、問題が発生する可能性があります。

 

それは、フロントフォークのブレードやシートステイ&チェーンステイにDiskローター が接触する、もしくは1mmの隙間も確保できないなんてことも起こり得ます。

 

あえて大げさに問題と言いましたが、問題の捉え方は個々人によります。悪しからず。

 

ただTOWERSでは、問題が発生し得る状態のものは問題の一部としています。ローターとフレームのクリアランスがない場合はどうでしょう?例えば、走行中にローターとブレードの間に何かが挟まった場合どうなるでしょうか?

 

予測できなかったではなく、予測できないことをあらかじめ想定することが作り手の重要な能力です。

 

蛇足ですが、こういうことエンジニアリングの世界ではFP(不具合予測 Failure Prediction)と言います。

 

そこで、TOWERSのDisk対応フロントフォークでは、できる限りローターとフレームの間隔を水平な状態にし、適切なクリアランスが取る設計をしています。

 

ではこのスペックを満足できるフロントフォークは何(どのタイプ)が良いか?

 

まず、よく700cのクロモリフレームに採用される肩がクラウンタイプのフロントフォークですが。クラウンは製造メーカーのものを使うこととなり、幅広(タイヤクリアランス)のものは多くありません。結果、使用できるクラウンは限られてきます。

 

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TOWERSオリジナルセグメンテッドフォーク図面

それでは、ユニクラウンタイプのフロントフォークにするか、もしくは今回採用したセグメンテッドフォークにし、できる限りブレードを垂直に立ち上げる必要が出てきます。

 

一見、コラムと左右のブレードの3ピースで構成されているユニクラウンタイプの方が手間はかからないように見えますが、ユニクラウンのブレードは製造メーカーですでに肩を曲げられたものを使用するためブレード長がある程度決まってしまうのと、曲げを含めた図面が入手できないと、mm単位オーダーでの製造はむしろ手間がかかることになります。

 

そこで、今回は自前で図面を引けるセグメンテッドフォークを採用することにしました。

 

 

 

飾りじゃないのよ機能は

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セグメンテッドモノステイ

 

 

シートステイもセグメンテッドフォークを採用した理由は基本同じですが、シートステイに至ってはもう少し自由度がありますので、ここまで手間をかける必要はないかもしれませんが、フロントフォークに合わせることでフレーム全体の統一感を出すようにしました。 

 

シートステイは自由度が高くて、フロントフォークは選択肢が少ない?

 

この理由は、強度の問題です。

 

考え方はとてもシンプル。リアホールはチェーンステイx2とシートステイx2の4点で支えているのに対して、フロントフォークは左右の鞘(ブレード)の2点で支える必要が出てきます。自転車やオートバイに乗ったことがあれば想像できると思いますが、段差などを乗り越えたときの衝撃はどこに一番かかるか分かりますか?そう、手がしびれますよね!ということはフロントにかかる衝撃はリアに比べるとはるかに強いことが理解できるかと思います。

 

そのため、シートステイに比べるとフロントフォークへ強度を持たせる必要がでてきます。TOWERSでは、材料の信頼性も重視しているため、できる限り自転車専用の材料を使用しています。

 

では、先にセグメンテッドフォークを採用した理由は書きましたが、強度は確保できるのか?複雑な構造のため、接合部分が多い。それによってクラウンタイプやユニクラウンタイプに比べて下からの突き上げの衝撃に弱そうな気が...

 

そこで、TOWERSでは肩部分をコラムと同じ1.6mm厚とし、ブレードの特に肩との接合部分を1.0mm厚のブレードを採用し、そこに0.6mm厚の補強をかぶせることで肩と同じ1.6mm厚を確保しました。

 

これで強度が信頼されているコラムからブレードにかけ1.6mm厚(実際にコラムの接合部は2.5mm厚)で繋げることで強度的な信頼性を担保したことになります。

 

TOWERSオリジナルセグメンテッドフォーク&セグメンテッドモノステイの装飾は実はただの装飾ではなく、これらの機能を得た結果ということになります。

 

あれ?鞘(ブレード)の補強を入れると全部でセブン(7)セグメンテッドフォークになっちゃった!まぁ、その辺はいいことにしましょう^^b

 

実際に見てもらった方が早い【告知あります】

その他にも、キャンプライド用にとこだわりの箇所があります。

 

少し書くと、例えばブレーキ、シフターのワイヤーはすべてアウターワイヤで繋げられていたりします。

 

けして手を抜いた訳ではありません。これは腐食や、岩などの接触によるダメージから少しでも守ることを想定してのことです。

 

そもそも、なぜロードバイクは一部インナーワイヤーがむき出しなのでしょうか?そういうものだから?軽量化?エロチズム?(笑)

 

ハンドメイドバイシクルは、一台一台、用途に合わせて作るため、そういった既成概念を捨てることができるのも面白さの一部ですよね。

 

考え、乗るのはオーナー。それを経験や技術、知識でサポートするのが僕たちフレームビルダーの仕事って訳です^^

 

とここまで書いていて、こりゃ実際に見てもらって話した方が早いということに気がつきました!遅っ(笑)

 

ということで告知です。

 

実際に見てもらって、乗ってもらって(サイズ合えば)、ダーチーと話せる機会が直近で2回あります。

 

・5月27日(土)、28日(日) 松本市街地(縄手通り)のとある場所で展示します。

 

・6月17日(土) TOWERS BIKE Presents 安曇野グラベルライドを開催します。

 

特に安曇野グラベルライドでは、実際にトレイル(グラベル)を体験できますのでオススメです。

また、それぞれ告知したいと思いますので、皆さまとお会い出来ることを楽しみにしていまーす^^/